専門家という病③~専門家に対する評価基準の確立

皆さんおはようございます。

ようやく1年遅れで東京オリンピックが開催されて、1940年中止、2020年延期とこんなにオリンピックに嫌われた都市はないだろう、と個人的には思ってて、中止かも?と思ったのですが、なんとか開催されましたよね。東京でオリンピックやるど!となった年、1940年は15年戦争の真っただ中、1964年は高度成長の真っただ中、そして2021年はコロナの真っただ中、まあよくぞなんかの真っただ中ばかり日本ではオリンピックやるなあと。(1940年はやってないか)

なんで、こんな話をしたかというと、なんか1940→1964は24年のインターバル、1964→2021は57年のインターバルと考えると、2倍以上の差があるはずなのに、なんか世の中の伸長というのが、半分以下になっているような気もしないでもない・・・。特に経済的に、と、経営的にも。

なんで、こんな話をしたかというと、なんか1940→1964は24年のインターバル、1964→2021は57年のインターバルと考えると、2倍以上の差があるはずなのに、なんか世の中の伸長というのが、半分以下になっているような気もしないでもない・・・。特に経済的に、と、経営的に「失われた30年」とか言うけど、それもあるのかな?

今から24年前と言えば、1997年?ですか?そうだそうだ、私自身東京にいて、山一証券やら北海道拓殖銀行やらの倒産とかあったんだっけ?大分昔の話になるんだろうけど、流行った曲と言えば、

1位 CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵
2位 硝子の少年 KinKi Kids.
3位 ひだまりの詩 Le Couple.
4位 FACE. globe.
5位 STEADY. SPEED.
6位 PRIDE. 今井美樹
7位 YOU ARE THE ONE. …
8位 Everything(It’s you)

だってさ。うん、1位はツレの嫁さんよくカラオケで歌ってたっけ?という、やはりそれなりの年月は経ってるのかな、今ハヤリの夜三連発(YOASOBI,ヨルシカ,ずっと真夜中でいいのに。)と比べると、曲作りも隔世の感がある感じがするよね、硝子の少年とか山下達郎さんが作ってるけど、古さをそれなりに感じてしまうのか・・・。今の若い子が小室哲哉の曲とか聞いたらどう思うんだろ?やはり古いと思うのか?今度愚娘に聞いてみようか。

確かに、1964年から私の生まれた1970年くらいの曲、宇多田ヒカルの母ちゃんとか、グループサウンズとか、そういうのやはり古さを感じるんですよね~。

「最近の流行り」の夜三連発については、また稿を変えて書きますので、話聞いてくださいっ!

ただ、長生きをしてて良かったな、と思うのが、その時代の感触、ってのを生で感じてきたど!というのを威張れることくらいかな、今ちょっと創作で80年代の話が書けたらいいなと挑戦中なんだけど、その辺の空気感とか、旨く書けるだろうか・・・とか格闘中です。ま、誰かに認めてもらったら、公開します、恥ずかしいけど。

さてタイトル。

タイトル書いてみてかなりお堅い話になりそうですが、要は

専門家のダメ出し

を行えたらな、と思っております。自分が思っていることを言語化してみたいという裏の目的もありますが、いったいこのもやもやとした気持ちはどこにあるのだろうか?と言うのを自分自身ではっきりと皆さんにお伝えしてみたい、というなんというかの使命感にとらわれておりまして。

そんなことを思いながらなんやかんやで時間だけ過ぎていき、ふと先週の月曜日の日経を読んでいると、

弁護士・司法書士・社労士 序列激変!

という「週刊ダイヤモンド21年7月21日号」の広告が目に入ってきて、ようやくネットカフェで読めた(それでも流し読み程度)のが昨日のこと。

結局、私が前稿で語った

専門家を図る尺度は有能か無能かのみ

ということを具体的に書いてある部分もありますので、これ読んで(読まなくても)「士業の良し悪し」の具体的な尺度を知りたいと思った方、一見の価値はあると思います。

では、有能であるとはどういうことか?

きちんと経営者や依頼者の要望に応えられること

です。ちょっと詳しめに解説します。

例えば、ですが、良く映画のシーンなんかであるじゃないですか、飛行機に乗ってて、小さな女の子が「おなかが痛ーい」と急病になるじゃないですか。
その時に、スチュワーデス(古いな、)なんかが
「どなたかお医者様いらっしゃいませんか?」
と客席に聞いて回って
「それでは、私が!」
というお医者様がいて、病気の見立てをして、応急措置をして、一件落着と。
(なんか、これもドラマだけで、後で誤診とかあるとあかんということで、なかなかお医者様手をあげないとかなんとか・・・現実は世知辛いですが)

でね、お医者様はやっぱ命がかかっているから、無責任な診断とかそういうのしないでしょうが、このお医者様が専門が眼科だったらどうでしょうか?
(これも、医学部だったら一通り人体のことは勉強しているので・・・というのはおいておいて・・・)

お医者様は、別格として、世にいうところの「専門家」、例えば上記で挙げた週刊ダイヤモンドで挙げた弁護士、司法書士、社会保険労務士くらいであれば、顧客の要望が

「命を救ってくれ」

くらいの重さがないので、無責任な人もいるわけです、実際。カネがなくなる、損した、とかはあるかもしれませんし、借金を苦にして自死してしまう人もいますが、直接士業がミスしたことで命を失ってしまうことは、医者よりは少ないに決まってます。ゆえに前の稿で、プロと言うなら医者、と挙げたのはこのことを私は意味して言うてます。

士業でありながら、職業意識に薄い、もっと言えば顧客の要望に応えられないセンセは、確かに割合としては少ないでしょうが、一定数は必ず存在する、これは断言します。(もちろん世の中に尊敬できる士業、専門家も存在します)

そもそもですね、士業ってサービス業だと思うのです。お客の要望に応えてナンボ、これが出来ないのは淘汰されるのが世の常だと思うのです。

が、(逆接が多くて読みにくくてスミマセン)

消費者が誤解をするのが以下のことです!声を大にして、いや文字を大にして言います。

★税理士だから、お金のことには詳しく、銀行交渉も融資もお手の物だろうし、融資が下りる経営計画を書くこと、経営改善も相談できるだろう

★社会保険労務士だから、人事・組織については精通しており、社内の融和も図ることができるだろう

★行政書士だから、司法書士だから、法律にかかる問題は詳しいし、顧客の立場に立って、解決を図ってくれるだろう

★中小企業診断士だから企業の経営について全般的に何でも知っているのだろう

★ファイナンシャルプランニング技能士だから、お金についてはなんでも相談できるだろう

★弁護士だから、正義の味方であろう

etc・・・・

拡大解釈による誤謬(心理学でこんな言葉あったのかな???)ですね、先生だから何でも知っているかのように思いますが、違います!! 私も中小企業診断士でありながら、生産管理やIT、知財はあまり自信がありません!

試験に受かって登録しただけで、なんら経験のない人もいらっしゃいますし、「自分は眼科の医者だから、おなかが痛いのはちょっと観れない」と正直に言う士業・専門家は・・・半分くらいしかいないのではないかとそんな感じがしてます。

となれば、顧客の要望に応えられる確率は当然低くなります。依頼の分野には精通していない専門家に、モノを頼んでも成就する確率は低いでしょう。

私ですか?一応観ます、中小企業診断士だから。ただあまりにも専門的な相談であれば、その道に精通している人を招聘します。ただしハンパない水準の人です。生産系でしたら某大手自動車メーカーの企業内中小企業診断士の人々、ITなら、ハッカー(いい意味でのね)経験もある方や死ぬほどweb組んできた人、広告宣伝ならマスコミ勤務の方々、などなど。最近は自分の役割が野球の監督に似てるなあとか感じていて、ここで誰を登板させたらいいのか?なんてことに頭をひねってます。

ていうか、私はファイナンシャルプランニング技能士であり、中小企業診断士という名称独占資格なので、何も「代理で」できません。当然経営についてみるのだから、経営は私がするわけではないので(笑)。

名称独占資格とは、資格を取得した人だけが特定の肩書きを名乗ることでき、資格取得者以外はその名称を名乗ることのできない資格を指しますが、仕事は誰でもできます(経営に対するアドバイスとか、資産運用についての助言とか)。

一方、独占資格業務というのがあり、資格を取得している人だけが業務を行える、例えば税理士における税務申告業務とか、司法書士における登記代行業務とか、弁護士における代理交渉業務とか。

よって、私は業務資格業務が出てきた場合には、どなたかの力を借りますし、ご紹介いたします。だからこそ、こういうカネ周り、経営周りの話は「広く、そこそこ深く」知っているのが私の取り柄かな、と思っております。

ただ、消費者の方も賢くならねばなりません。

ですんで、各々の「士業」の守備範囲、ってのも含めて、今後、各々の士業について、私の一目置いている先生方の紹介もしていければな、と考えております。

では、この項続きます。

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