経営をサッカーに例えてみる。

私と中小企業診断士同期合格で、税理士でもある大阪の田中慎先生と仲良くさせていただいている。年は一回り彼の方が若いのだが、干支は同じ戌。お互い色々切磋琢磨させてもらっている・・・と思っているのは私だけで、彼にとってみれば知識やスキルを私に一方的にパクられていると思ってらっしゃるのかもしれないが。

さすがに若いなあと思うのが、いろいろな会合(言い方古いな・・・)の中心人物として活躍しておられる。その会合のホームページのひとつに

起業環境の変化とバックオフィスの役割|田中 慎

という文章を、上梓されておられた。結構これに触発されたので、私なりに考えていることを書きたくなったので、書いてみる。

彼は、経理や総務などの経営における「縁の下の力持ち」の役割を「バックオフィス」と呼んでらっしゃる。私もそのバックオフィスという部門の底支えを支援しているのだが、それについてちょっと語ってみようかと。

私は経営者に経営の組織を説明申し上げる時、サッカーに例えたりする。自分自身はサッカーなんて、高校の体育の時間に転がってきたボールを蹴ったらゴールしてしまったというのを何故だか鮮明に覚えているのだけの門外漢だが、あのサッカーのフォーメーションってよく経営に似ているな、と強烈に思う。

慎先生が言うてる「バックオフィス」=ディフェンダーと思う。

では経営者は?=ミッドフィルダーかな?

営業マンはやっぱフォワードでしょう。

ゴールキーパーはなかなか例えにくいんだが、バックオフィスに入るのかな?

これ、いろんなところで語ってるんだが、バンドに例えてた時期もあるが、バンド編成は色々ありすぎて、支離滅裂になることもあるので、やめた。ではサックスは?とか、パーカッションは?とか言われたときに困ってしまう。

話を戻すと、司令塔であるMFがゲームの支配をする、ということは素人の私でもわかる。ここが弱いと全体が弱くなる。

ただ、ディフェンダーっていうのは地味ながらこれ、欠かさざるポジションであると私は確信的に言える。

というのも、ディフェンダーがボロボロだと、司令塔のMFは後ろを気にしながらプレイせねばならない。

後ろのディフェンダーが弱いと、点を取られまくり、FWが100点取ってたとしても、101点取られたら負け。ディフェンスラインが下がってくるどころか、MFやFWまでディフェンスにつぎ込まねばならない。

経営に例えると、金繰りや経理・給与計算などの事務仕事などがくちゃくちゃだと、司令塔もそこへ時間を取られることになり、攻撃どころではない・・・。さらにそこへ税務署や、労働基準監督署などの監査が入ったらもうそんな営業どころではなく、下手すりゃ「タイーホ」みたいなこともあるかもしれない。

だ・か・ら

バックオフィス業務=ディフェンダーってのは、まず堅めにしないと、攻撃どころじゃなく、踏ん張りがきかない・・・って会社をいっぱい見てきた。

経営の考え方はこのような「俯瞰」をしていただいて、自社のポジションがどこが弱いのか?分析されてはいかがでしょうか?

と同時に、ディフェンダーについては、攻撃中はそれほど多忙でもない、というのも事実。

ここを外注化してシステム化することも、今後取り組んでいきないなーと思っていることではあるので、興味がある方はまたお話させていただければ、と思っている。

今回はまじめな話だけで終わってしまったが、こういう日もある、ということで。

関連記事

  1. 事実に基づくビジネス経営:課題の把握と業績向上への道
  2. ファイナンシャルプランニング技能士について語る
  3. ライターというお仕事
  4. 伊和新聞令和4年2月5日号より~第2回の連載、編集後記、のような…
  5. 補助金から垣間見る経営者の片鱗
  6. ツギノジダイ、掲載いただきました!
  7. 「お客様は神様です」について考える②
  8. 文章をつづることとは

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP