ツギノジダイに掲載いただきました~その2

「不渡りとは」

というタイトルでアップさせていただきました。2回目です。リンク先

「不渡りとは」~原因別の三つの種類や影響、起こさないための対策

を見てください。

こうした記事を書かれる専門家、ってあまり居られないのかな・・・とか思っていますが、確かに法曹の専門家ではちょっとカバーしきれない分野とも思われますし、また私のような奴しか書けないことじゃないかな、とちょっとは自負しております。

さて。

以前からやりたかったことなんですが、こうして「ペイドメディア(Paid Media)」や「アーンドメディア(Earned Media)」で私が書いたものや、関連した記事、物事について、このブログ(=オウンドメディア)で、「あとがき」なるものをつらつらと書いてみたい。やや最近発信が少ない自分も自覚しているので、ここも含めて、強化していきたいなーとか。

で、まずはこの記事。記事の最後に、不渡りではないですが個人借入が原因で命を絶った知人の体験から得られた教訓、というのもおこがましいのですが、世間の方にお伝えしたいことがありまして。

若い友人の死から得られた教訓

もう10年ほど前になるでしょうか。身近な知人が個人的に支払い不能(いわゆるデフォルト)に立ち向かい、それが原因で命を絶ったという事実が思い返されます。その事実よりもまさしく阿鼻叫喚地獄のような女性の叫びが聞こえる葬儀場の場面がいまでも生々しく思い返されます。私の知り合った人が同じ轍を踏まぬようにと思い、私は日々こうした仕事で支援しているのも、その思いを繰り返したくない、意味合いもあります。

その痛ましい出来事から学んだ教訓を共有することで、ちょっとその辺のところをここにメモしてみます。

1. 孤独感と周囲へのコミュニケーションの重要性

金繰りの苦境に立たされると、孤独感に襲われがちになります。自分で「もうだめだ!」と思い込んでしまって、絶望的な気分になりがちだと強烈に感じました。知人の例から得た教訓は、周囲とのコミュニケーションがどれほど重要であるかかと思ってます。悩みや苦しみを一人で抱え込まず、信頼できる人と共有することで、支え合い、解決への一歩を踏み出せます。

その実例を。

実はその葬儀が終わって間もなく、彼との共通の知人が、同じようなことを言い出しました。曰く「金がない、死にたい」

いや、なんでこんなに連続するのよ、簡単に死ぬとかいうなよぉ。正直そんな気持ちでしたが、当時なけなしのへそくりから焼き肉をおごってやって、まずは元気をつけさせてから、以下のように諭しました。これ、多重債務に陥った時のポイントですので、大きな字で書きます。

1.決して死ぬな。ただし相応に恥をかけ。恥<<<<<<<死ぬことである。

2.督促状や支払明細をすべてそろえて、期限が一番過ぎているものから払え!決してうざいやつから逃れようとするな。うざい奴は権利が弱いからうざく督促してくるだけ。期限が過ぎまくっている奴から払うのみ。

この2点だけ説教して、まあ彼もそれなりに苦労はしているのだと思いますが、今は完済し立派に社会人を全うしております。

2. 失敗は終わりではなく新たな始まり

要はこの2番目の知人のとおり、金繰りの困難な状況に立たされることも多くの人が経験することです。しかし、この体験を通して再認識したのは、失敗は終わりではなく、新たな始まりであるということです。どんなに厳しい状況でも、再起のチャンスは確実に存在すると思います。

再起への意気込み

1. 未来への希望を大切に

再起した知人にアドバイスし、未来への希望がいかに大切か痛感しました。金繰りの問題に直面しても、希望を失わず、前向きな視点で将来を見据えることが再起に繋がります。

2. 周囲との協力を活かして

知人が孤独感に苦しみながらも周囲への言葉を伝えることなく逝ったことが非常に悔やまれます。その教訓から、2番目の知人の再起を絶対に果たしてやる、ということを私は思っていました。まあ私が思うだけではなくて、当の本人が強い意志を持たねばならないのですが、その本人の意気込みは周囲との協力によって更に強化されるものと認識しています。困難な状況にあるときこそ、周りのサポートを受け入れ、協力し合いながら再建の道を歩んでいくことが重要だと考えます。

結び:再起への一歩

失敗や苦境に立ち向かいながらも、未来への希望を失わず、心身の健康を大切にし、周囲との協力を活かして前に進むことで、新たな成功への道が開けていくことを私は信じております。知人の教訓を胸に、再起への意気込みを持って、前向きに未来を切り拓く助力は私は今後もしたいと考えています。

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