事業再構築補助金②

分かっていたんだけど、やはり補助金って罪作りやわ。

この

最大1億円!!!

(って宝くじじゃねーんだから)補助金がアナウンスされてからと言うもの、毎日のように問い合わせがある。さすがに最近は若干下火だが・・・。

ときには面談もさせてもらうのだが、かなりハードルの高いことを申し上げている。

曰く

・全員が採択されるわけではなく、不採択なら、私がもらった着手金はお返ししないし、申請をするまでにかかった時間は戻らないが、それでもよいか?(ただ、議論を重ねることにより、この補助金がとれなくとも、売上とか伸ばす方策はとっていけますよ、とは言う)

・採択されるまでに、議論を重ね、今後の方針を定め、また採択されてからはきちんとした事務(見積もりや仕様書などの控えなどの管理、補助金の実地調査に耐えられるか)をきちんとやること

・当方がお願いした書類はすぐに開示していただくこと

・自分の頭で考えていただくこと

などなど。

どうも、給付金のイメージがあるのか申請したらもらえるとか、中には私が血を吐く思いをして書いた申請(そこまではないが)を読みもしない人もいたりして、寂しい想いをしたこともあるけれど。

ま、そんなハードルを高くしたら、客も来ないですが、ただ、それでも!という社長さんなら、私はやるつもりでいます。

さて

なぜ、連続してこのタイトルの文章を書こうと思ったかといいますと、本日またおもろい話を聞きまして。

とある補助金の支援をしてる方が、情報交換で電話をくださった。

最近どうよ?という話になり、大きく分けて2つの話題であったので、ここにご披露申し上げる。

①こんな社長さんいたよ!

電子メールわからん、決算書みない、WEB会議なんてとてもとても、の社長さんも多い。当然そうした社長さんは良いお客なのだが(いわばカモ?)、今どきFAXと電話、色付きの書類だと手紙でやりとりしかできない人もいるとな。

うわーい!

前の記事で申し上げたとおり、菅首相というか、日本としては、生産性が上がらぬ会社は退場!みたいな考えを持っていて、その前の最後の蜘蛛の糸として

補助金

を、出している、てことはいうたよね。ただ、ラストチャンスなのよ、そうしたIT(とはいえないまでも)近代化するチャンス。

それを、支援者任せにして自ら変革しようとしない社長さん、いずれ滅ぶ日がくるとおもうんだけど、いかに。

こうした逆境をはねのける新進の気取りがないと、もう無理だろうな、とおもう。

②人任せの社長さん

①ともかぶるんだけど

俺に合う補助金を探して申請書いてくれ

というオーダーもあるんだと。

さすがに、そこまでのお人好しはいない。

百歩譲って、私が損益度外視でこの人なら支援してあげたい!という人間力を持った人なら別。そーした支援をしてる人も私にはいるし、今日も、話の途中でこういう補助金あるよ、とか話して、やっぱり私がやることになった・・・なんやかやゆうてお人よしの私。

ただ、往々にして、教えろ!言う人は

圧が強すぎて、私怖がりなもんで、萎縮します。

で、全部お任せでよい!とか言う社長からは、逆に苦情も多くなる。「鷲尾に任せたのになんで落ちるんだ!」とか、「こんなんだったら金払わんだらよかった」とか、人間金にまつわる話で人格の急変なぞ、日常茶飯事の世界に生きてきたから驚きはしないけど、やはりむなしいのは変わりない。

まあ、何度も申し上げますが、こういうことです。

自分の頭で考えていただくことが何より大事。

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