ジョハリの窓

前回の続き。

では、なぜ素人力でやっていけるのか?というと・・・。

ジョハリの窓、という自己分析を行う際に使用する心理学のモデルがある。簡単に言えば、下記のマトリックスみたいな感じである。

「自分はどんな人間であるか?」ということを知るためのフレームワークであるが、詳しくはリンク先を見てください。

Johari Window

心理学フレームだから、人の集合体であったり、人が動かしている企業にもあてはまる(ものだと私は勝手に思っている)。本来のジョハリたちが言いたかったことではないし、彼らから見れば私の説など表面をなぜているだけ、と感じられるかもしれないけれど。

てか、例えばカネのない企業にカネのかかる提案をしても全く意味がない。それよりかその企業なり社長さんの「盲点の窓」なる価値や資源に、「素人力」でもって気づいてあげる、これが私のやっている仕事の一つではないか、と最近思っている。

自分のことって私自身もわかっているようでわかってない、と思い、この記事を書いているときにネットで性格診断を受けてみた。知りたい人はあまりいないだろうが、このような私らしい。

性格タイプ: 提唱者 (INFJ-T)

まあまあ、こんなの当たってるよなーと思わせるための性格診断なので、こういうのは自覚があることが多い。ただ、自覚がない「長所」や「良さ」なんかは他人が指摘する方が早いし、やってみて成功する確率も高い。ジョハリの2名には怒られそうだが、その「盲点の窓」を指摘しよりよく伸びていただく、ってのが最近のこの仕事をやっててやりがいを感じるところでもある。

寄って、企業も結局のところ、保持しているリソースは限界があって、ないものねだりをしても仕方がない。それよりも自分たちが保有している資源をどのようにうまく使って、金儲けをするか?ということのほうが大事なんですよ、これは絶対。

客観的な指摘は、何も玄人がする必要はない。素人が素人なりに相応に深い思考でもって「これは普通に考えておかしい」と思うのならば、多分おかしいと思うし、「ここがいいじゃない?」と感じればそこはいいところなんだろう、なんてことを思う。

社長が「こんな商品作ったけど、売れると思うんだけど!」と言われて、素人が「こんなの買わねーや」と思ったら買わないんだろうし、そういう「気が付いていないこと」というのを指摘するのも素人力の一種だと思って、さっきも別の製造業のオヤジのところ行ってきてアジテーション(!)してきたけど一定の説得力はあるみたいだし、この部分も、私にとっては「自分は製造業は苦手である」という無意識に避けてきた盲点の窓であったことに気づく。社長の意識は「頑張ってみよう」との発言もあって、と最近徐々に自信を持ってきているし、うれしいことである。

それを教えてくれたのは某金融機関の支店長で、彼のご指名の栄を受けて必死でやってみて、ようやく見えてきた一筋の光、であると感じている。まだまだ先は長いけれど。

こんな素人力でコンサルやってるただのおっさんのやってることに興味ある方、いつでも仲間として受け入れますよ。内容は前回の記事通りですが、最終的には何らかの資格をとっていただいて、それで営業レバレッジをかけながらやっていくことで、相応の収入はできるようになるんじゃないかな?とか思ってます。

「私みたいな素人がコンサルなんて!」⇒それもあなたにとっての盲点の窓かもしれませんよ! ご連絡を!

関連記事

  1. 事実に基づくビジネス経営:課題の把握と業績向上への道
  2. 今年の漢字は何ですか?
  3. 伊和新聞編集後記
  4. 帳簿と現金を「毎日」「合わせなければならない」のはなぜなのか?
  5. 文芸賞のあとがきみたいなもの
  6. 「孤独」について考えること
  7. 経営をサッカーに例えてみる。
  8. 中小企業庁の冊子「中小企業・小規模事業者支援 優良取組事例集」に…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP