補助金とか②~雑感

どうもです。

昨日小規模事業者持続化補助金コロナ特別型第4回目の採択結果発表がありました。

採択率は3割を切る激戦・・・いやさ、コロナの対策で「こーゆーのやりたい!!」という意欲ある方が切り捨てられた率の方が多いわけで、かつ〆切からこの採択発表までにかかった期間は約4か月!!!

もう何をやろうとしていたか、忘れちゃってる人もいるわけですよ、きっと。(私も含む)

そこで、改めて補助金について考えたことを。

そもそも、例えばこの小規模事業者持続化補助金てのはどういうものが採択されるのかというと

「販路拡大」に資する事業をやろうとしている小規模事業者

に補助金あげるよ、言うてます。

ということは、補助金がもらえなかったとしても、そのやろうとしていること、例えばSNSで拡散するとか、ホームーページ作るとか、ユーチューバー呼ぶとかそういう施策をすれば

売上伸びる

という施策を考えねばなりません。

それでない限り、考えるだけ無駄であって、時間の無駄で、新たな「売上が伸びる」営業施策をするよりは、既存の「売上が伸びる」施策をやったほうが、効果が上がるというもんです。

最近、コロナ対策でも思うんですが、日本人だけではないかもしれないけれど、目的と手段をはき違えてる感触があるんですよね、私。

コロナも「みんなが感染しない」というのが目的であるのに、なんかおかしな施策をお上がやってたり、制限をかけたりする・・・

コロナは私は専門ではないので、本当の目的は違うところにあるのかもしれないし(いやこれは感染かからない、か、感染をしないような薬を発明するくらいでしょうが・・・)、手段ももしかしたら画期的な手段があるかもしれない。それは門外漢である私には語る資格はないんですが・・・

経営に関しては、もう目的は一つ

売上を上げる。

これしかないです。これ以外はみな目的と思っていただいて間違いはないかと。

じゃ、利益はどうなんだ?というご意見については、売上を上げた結果として利益が付いてくる、と考えてもよいのではないかと。売上0では利益は0以下にしかならないので、どう考えても売上上げることが必須だと思うのです。

経営理念も、人材育成も、社会貢献も、SDGsも、経営計画の策定も、市場分析も、もう全て売上をいかに上げるかということを、本当に心の底から考えていらっしゃってそれを実践していらっしゃる経営者、もう一つ言わせて!官公庁の産業なんとか課とかのお役人様も含めて

2割

程度しかいらっしゃらないのではないでしょうか?だからこういう小規模事業者持続化補助金「コロナ特別型」なんていうものを、花火みたいに打ち上げたはいいけど、フタをあけたら、3回目、4回目とも10人に7人は落ちてしまうこの事態が発生するのではないかな?と思います。(1,2回目が8割程度の採択率であることを鑑みれば、行き当たりばったりの施策ではないかとうがった見方もできます)

さて。

何が言いたいかと申しますと、人生も経営も政治もみんな「目的」というものと、「手段」というものときちんと理解したうえで行動せねばならないのではないか?ということでございます。

人生の目的が「金」という人はちょっと悲しいかもしれませんがそれもいいでしょう。ただ経営に関しては、もう「金」というのはまず目的として正しい。カネがなければ実際何もできない、と言うても過言ではないと考えます。

社会貢献だの、SDGsだのそういう第一目的にしている会社では何もできません。まずはお金を儲けた上で、社会貢献をやる。いやいや、儲ければ儲けるほど、より大きな社会貢献ができるではないですか!

うーん熱くなってしまいました。

何が言いたいかというと

「補助金取ることが第一目的」

になってしまってる方が多くいて、辟易していること、それからそれを決める官公庁の経営に関する部署の方も、目的はなんか違うところにあること、で非常に悔しい思いをしております。

最後に

手段が目的になってしまう、ってことは往々にしてありうることですが、これ、一つ一つの行動を考えてやってないから、でしょうね。だから何が目的かわからないまま行動している、というか行動ありきでもう目的を見なくなってしまっている・・・。

今思い出しました。とあるセミナー会場で

「先月末の自社の現預金の残高がいくらあるかご存知の社長は?」

と主催者が聞いたところ、半分くらいが手が上がらなかったということです。

経営の目的である「金」の残高を把握してないなんて、本末転倒だとおもうんですがね・・・。

関連記事

  1. 経営をサッカーに例えてみる。
  2. 通帳を見て大喜びの夫婦 融資調達で資金繰り支援をコンサルタントさんに頼んでよかったです!…
  3. 小規模事業者持続化補助金
  4. 伊和新聞令和4年2月5日号より~第2回の連載、編集後記、のような…
  5. どんぶり勘定について~編集後記
  6. 文章をつづることとは
  7. 四日市南高校でのワークショップ
  8. 覚悟を決める

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP