うちコロナで売上下がって良かったです。だって新型コロナの緊急融資を受けることが出来ましたから!

cheetahさんによる写真ACからの写真です。
よかったですね!ほんとに。さぞかしいっぱいお金が借りれたんでしょうね。

ふははは、そろそろ本音でブログ行きましょうかね。

タイトルになんだか違和感を感じている今日この頃です。お金を借りることにしか目が行っていない社長が多いというか、そういう方をお手伝いすることもあるんですが、なぜかしら、借りれるとほっとした表情を見せる方が多い気がします。はい、わかるんですよ、分かるんです。これで資金繰りも一息付けたことに対して何も申し上げる権利なんてないことも存じてますし、お前は当事者ではないのだから何がわかるのだ?と言われても何も言い返せないことも分かってます。

もう、♪言いたいことならあなたには/あとからあとからあふれ出す~(中島みゆき)の状態になりそうだから、二つに絞って言います。

一つ目、バスに乗り遅れるな!の世界。

★そもそも社長が金を借りたい
★政府も金を貸してあげたい。(次の選挙のための人気取りかもしれない)
★金融機関もこの非常時にお金を貸して、お客様に喜んでもらい、
 かつ貸金残高を増やしたい
(無リスク貸金であるセーフティーネット保証付き保証貸金残高を増やしたい)
★日本政策金融公庫も、民業圧迫と言われてもこの国難に、
 困っている経営者のためにどんどん貸したい
 (実際は、ほんとにほんとに必要な人には貸さないかも)
★商工中金も上に同じ
★コンサルさんも儲かるから「借りたらよろし」という
★わたしも「もうこの情勢言うても聞かんわ」と思って「借りたらよろしいと思います、使わなければ」なんてことも言ってしまう。

なんだか、ステークホルダーみんなが同じ方向を向いていると思いませんか?

この状況、ちょっと危ないと思いませんか?

そもそも、天邪鬼なわたしなのでこういうこと考えるんでしょうし、長いものには巻かれろ的な考え方もあることも存じております。

この状況はやばい。だれも止めるものがいない。

と思って、私は私なりの抵抗で、「本当のコロナの波が来た時のために、虎の子として取っておきなさい、出来れば定期預金にして、使う前に私に言いなさい」ということを助言する。

人間、お金を持つと「ユルム」。皆さんも財布の中に大金が入っているとついつい大きな気分になるでしょう。それが借金であろうとも。

人間、今目の前の危機については非常にセンシティブになるのに、将来的な厄難に対しては、考えることをストップしてしまうんだろうか。

いやいや、私はドメスティックな人間なので、日本人に限っていえば、言霊だろうか。言うてしまえばそれが実現する。借金まるけになって返済が出来ないようになるよ、と言えばそれが実現してしまうので、あえて三猿を決め込んでしまうのであろうか?
例えば、作家の井沢元彦氏が、逆説の日本史の中で語っていたが、私が「●●さん、あなたが乗る明日の飛行機は墜落して死にますよ」と言ったとする。で、本当に墜落するとする。で●●さんの家族から「あなたが変なこといったから、うちの人が死んでしまったのですよ!」と責められる。
「私が墜落する言う」→「飛行機が墜落する」との間には因果関係は全くない。だけど、その思考回路は「さもありなん」と日本人のほとんどは思うであろう。だから、結婚式で切れる分かれる割れる離れる終わるなどの単語は不謹慎とされるのであろう。

あ、日本の文化論を述べるつもりはない、言いたいのは2つ目のことなのです。

二つ目、金を借りるという行為の構造について

カネを借りると返さねばならない。当たり前の話である。

ただ、今のお金が足りないから、将来の収入を見越して、お金を借りて、将来の収入を当てにして、将来の返済に充当する。

未来のことは誰にもわからない。

それでも、何らかの言い訳をして、貸す方も借りる方もお金をうごかしていく。

金が返せなくなる→借金で調達する→一瞬は楽になる→また苦しくなる→借金で調達する→一瞬は楽になる→また苦しくなる→借金で調達する→一瞬は楽になる→また苦しくなる→借金で調達する→一瞬は楽になる→また苦しくなる→借金で調達する→一瞬は楽になる→また苦しくなる→借金で調達する→一瞬は楽になる→また苦しくなる→借金で調達する∞∞∞

結局、「楽になる一瞬」を求めて借金をするのであるが、↑みたいなループがいつまでも続くわけではない。いつかは限界が来る。それが破綻や破産と呼ばれるものである。

では、この無限ループに陥らないようにするためにはどうすればいいのか

答はほんとに簡単なことである。

収入を増加させる

これしかない。これから一瞬たりとも目をそらしてはならない。このためにはどんな努力も惜しんではならないし、時間があればこれについて考えていただきたいと切に願っている。

サラリーマンはこれは苦しいだろうな、と想像してしまう。頑張っても収入には限界がある。だから多重借金における破綻も早い。

一方、商売人は収入に天井がない。

こはよく認識しなければならない部分で、この部分を意識することが、金を借りることよりも大事ではないか、と思う。

だからこそ、タイトルの違和感はありありなのではないかな、と自分なりに納得できました。

ここまで書いてきて、自分の文章じゃないような感じもしますが、読み返さずにアップしようと思います。

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